パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ

台東区 国立西洋美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2023年10月3日(火)~2024年1月28日(日)

20世紀初頭、パブロ・ピカソ(1881〜1973)とジョルジュ・ブラック(1882〜1963)という2人の芸術家によって生み出されたキュビスムは、西洋絵画の伝統的な技法だった遠近法や陰影法による空間表現から脱却し、幾何学的な形によって画面を構成する試みで、絵画を現実の再現とみなすルネサンス以来の常識から画家たちを解放。装飾・デザインや建築、舞台美術を含むさまざまな分野にも広がり、それ以降の芸術の多様な展開に決定的な影響を及ぼした。今展では、世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリのポンピドゥーセンターの所蔵品からキュビスムの歴史を語る上で欠くことのできない主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など約140点が来日。そのうち50点以上が日本初出品となる。日本でキュビスムを正面から取り上げる本格的な展覧会はおよそ50年ぶり。

京都市京セラ美術館 2024年3月20日(水・祝)〜7月7日(日)